2021.11.30
取締役対談 vol.2

社長がインタビュアーになり取締役と対談してもらいました。 オレンジ色 が市川さん、 青色 が豊永さんのコメント)
 

▼第一弾(貴志)、第三弾(椿本)との対談記事はこちら

 

まずは自己紹介から

 市川 :営業本部を管掌をしています。
組織構造としては、業種や販路をベースに考え4つの部で構成しています。

クライアントの先の生活者を理解し、真の事業パートナーとして、
ステークホルダーと共に成長し続ける事を大事な価値観として事業運営をしています。

 

取締役就任について

 豊永 去年から取締役に就任していただいていますが、当時(前社長)岡さんから言われてどう思いましたか?

 市川 :あまり変わらなかったですよ(笑)

D2C Rに合流する前に担当していたデジタルマーケティング事業本部時代も
組織・事業の成長の為に、ステークホルダーと連携していく考えがベースにありました。
本部単位か会社単位の差はありますが、自組織の成長に為に
社内外のパートナーと連携していく考え方は大きくは変えていません。

 

▼関連記事:2020年8月公開された市川さんへのインタビュー

より良い会社、より強い会社を目指すために──取締役が語る統合への想い

 豊永 なるほど。デジマ自体が独立した部門ではあったので、余計そう感じるのかもしれませんね。
それで、いざ役員にと言われても、場所が変わった感覚に近いのかなと今伺っていて思いましたけど・・・

 市川 :はい。そうですね。
ただ管掌領域は拡大したので、今までと同じやり方では対応が難しいと思ってます。
営業本部内の幹部メンバーや他部門との連携をより強化していく事が大事になります。

 豊永 いいタイミングで組織が合体して僕のところにゲームだけが紐づいているという
構造ではなくなったというのも、融合・統合がより加速切っ掛けになるんだろうなと思います。

 市川 :対外的には変わったと思いますね。

 豊永 どんな部分でそう感じますか?

 市川 :外からの見え方は違う気がしています。やっぱり取締役と一組織の本部長ということで言うと違いますよね。

 豊永 それはきっと、世の中的に見て、役員とか取締役がポジショニング的には
TOPレイヤーにいるイメージとかブランディングからそう受け取られている感じですか?

 市川 :話す内容もどちらかというと、今までは本部長として事業目線で話すことが多かったけど
今は経営者としてのレイヤーで社外の人と話すようになってきていると思います。

 豊永 きっと社外の人も、その辺りを期待して聞いてくることもあるんでしょうね。
僕も当時そんな感覚もっていたので、わかります。

 市川 :社外の話す方達も変わってきましたね。

 

営業部のメンバーについて

 豊永 他の役員と少し質問変わってしまいますが、組織統合をして
「営業を一手に管掌します」となってから今大体4か月くらい経ちましたが、何か気づいたことありますか?

 市川 基本的にみんな真面目な人が多いと思う。

組織的な話で言うと、営業として1つの組織になりました。
70名くらいの組織でありながらも、まだまだ縦割り意識が強いので、意識を変えていく事が大事だと思ってる。
うまく融合して、全社にとってベストな方向に進める状態感を作りたい、と思っています。

 豊永 真面目と逆で、メンバー目線で「もっとこうなってほしいな」と思うことはありますか?

 市川 良くも悪くもなんですけど「もっとこうすればこうなるのになー」みたいなことをもっともっと考えても良いと思う。

真面目だからこそ、クライアントから言われたことを素直にやってると思う
ただ、日々の業務が忙しいところもあるので、そんなに簡単な事では無いと思ってます。

 豊永 それが今後変わっていくとするならば、どうなればみんなが変わって行けると思いますか?

 市川 強制的にでも「考える」時間を作ることだと思う。

業務基盤やフローを整備して業務効率を改善する事で余白時間を作る事が前提ですが。

先日、部長以上と話す時間がありましたが、少し先、3年後、5年後を見据えた時に
どうやったら今の状況から、更にグロース出来るのかを考えるときに、
やはり考えが凝り固まっているところがありました。

収益を伸ばす方法っていくつもないと思っていて、売上を上げるか原価を下げるか、
全く新しいところでの戦い方をするかしかない中で、それを考え抜いているかと聞かれるとそうではないと思う。

考える時間を強制的に作らないと、新しいことが出てくるのは難しいだろうなと思っている。
それは管理職レイヤーでもそうだし、現場メンバーでもそうだと思う。

 豊永 あと1か月半くらいしたら、計画もあると思うので、
色々進めていただいているのも知っているので、いいきっかけになりそうですね。

 

仕事でずっと大事にしていること

 豊永 長い社会人生活でこれ辛かったな、しんどかったことってありますか?

 市川 :D2Cに入社するまでは苦労の連続でしたが、D2Cに入社してからは辛いと思った事は1度もないですね。

(前職の時の)新卒1年目が一番つらかったな。
労働的にも、月に1日か2日休めればいいかなくらいだったし、
毎日日付が変わる前に帰れたこともないし、ノルマもきつかった。
今となっては、それを1年目で経験できたのはよかったと思います。

 豊永 今やれと言われたらきつい

 市川 :当時は根性と体力だけで乗り切ってましたからね(笑)
今はそんな体力はありませんので、省エネというか、考えながら仕事しないとパフォーマンスは出せないと思ってる。
働き方は変わってきましたね。

 豊永 D2C入社後、4年周期で仕事が変わってると聞きました。どの仕事が1番やりがいがありましたか?

 市川 :どの仕事でもやりがいはあった。

 豊永 やり切る力がすごいと思ってるんですが、仕事の内容が変わっても、変わらずもってる大事なことってなんですか?

 市川 :ずっと大事にしてきているのは、自分の価値をどれだけ高められていれるかだと思っています。

仕事の内容にこだわりは特にないんですが、だからこそ、4年に一度で周期が変わっているのかもしれません。

自分が必要とされ続ける存在でいないと、というか必要とされなくなったらその時点で僕の価値はなくなるので。
そうなったら仕事辞めたほうがいいと思うし。これはプライベートもそうで、
家族から必要とされなくなったら僕の存在価値がなくなる。
そういう意味においては、いかに自分の存在価値をずっと出し続けるかはメチャクチャ考えています。

あまりメディアの仕事だからやりたくない、とか考えることはないです。
仕事の中でやりがいを勝手に見つけるタイプだと思います。僕の話はあまりみんなに参考にならないかもしれないですが(笑)

 

 豊永 どうやって、そこまでの考えに至るようになったんですか?

 市川 :基本的には負けず嫌いだけど、昇格、昇給とかが先に立つことがないと思います。

前にもお伝えしたことあるかもしれませんが、
言われて昇格したことよりも、自分から申し出てお任せ頂いたことの方が多いと思ってます。

お任せ頂いた領域で、成果を残せたら評価いただいて、
新たな領域をお任せいただいているという感じだと思っています。

自分からやれること・やりたいことを探して動いていくので
それがやれれば、自分自身の価値が上がっていくと考えてます。あくまで役職などは後からついてくるイメージです。
必要とされ続けるように自分の価値を高め続ける事を大事にしてます。

今までのやり方を疑っても良いのでは?と思います。
自分の働き方がいいとは思っていないんです。ホントはもっとスマートに仕事したいですよ(笑)

 豊永 それも含めてやりきり力、本気度なのかなーと思いますね。

 

他の取締役2人について

 豊永 椿本、貴志の2人が取締役になると聞いてシンプルにどう思いました?

 市川 :妥当な2人だなと思った。早い遅いはわからないけど実力的に妥当だと思う。

 豊永 感情的に何か動いたものありますか?

 市川 :それよりは、岡さんが交代になったり、役員の4分の2が入れ替わりましたよね?
そういう意味で言うと「新しい4人できちんとやっていかないといけないな」という想いの方が強かったです。

 

 豊永 改めて他の取締役の尊敬するところはどこですか?

 市川 貴志さんは【スマートなところ】

頭がいいし、表現うまいし、本質を捉えて、周囲への配慮をしながら推進する力がある。
全く僕と真逆なタイプの人間なのですごいなと思っています。
今後、会社の顔つきを変えていく事が重要になっていきますが、
その推進役の中心は貴志が適任だし、必要だと思いますね。

打合せに貴志がいれば、1言えば10わかる人の典型なので仕事がスムーズに進む事が多いですね。
Rに合流する迄、貴志と仕事で絡む事がほとんど無かったですが、仕事が出来る噂は良く耳にしてました。(笑)
合流後、会議や打合せで一緒になる事が増えてきて、その噂を体感してますね。
今後、連携できるプロジェクトを積極的に増やして様々な事にチャレンジして行く事を楽しみにしています。

 豊永 インプットよくしてるな、と僕は思ってます。

 

 市川 椿本さんは【ゼロ→イチができるところ】

よく椿本を知らない人は根性がすごいやつだと思ってるけど
そんなこともなくて、めちゃくちゃ考えて動いてる人だなと思ってます。

彼に対して圧倒的に勝てないなと思ってるところは、ゼロ→イチができるところ。
僕はゼロイチはあんまり得意じゃない、どちらかというと1→10とかの方が得意。
彼は両方できて、より強いのがゼロ→イチだと思う。その辺は稀有な存在だなと思います。

 豊永 僕は新卒2年目か3年目の頃の彼しか知らなかったので
気合・根性・勢いのイメージを持っていたが、見た目に似合わず割とロジカルで、
寄り添い方だなと去年からいっしょに働きはじめてイメージ変わりました。
凄くスマートに仕事進めるんだなと思いましたよ。結構難しい本も読んでますしね。

 市川 :外面が損してる(笑)僕も長いこと彼と働いてますが、すごいなと思ってます。

 

 

最後に

 豊永 いつか経営や組織マネジメントをやりたい!と思っているメンバーに何かアドバイスがあれば

 市川 役割だと思っています。役割をどう自分で解釈してパフォーマンスを出せるかどうか。

部長にしてもマネージャーにしても、その役割ができるならやればいいと思ってるんです。

例えばずっと営業成績優秀で、プレーヤーとして優秀で結果を出し続けている人が管理職として優秀かというかというと別だと思うので、それはヒューマンマネージメントと業務管理と色々と役割がある中で、色んなマネジャーのタイプがあっていいと思っています。

自分がどういうマネージャー像を描いていくのか考えながらパフォーマンスを出していけば、
おのずと周りが評価して、そのポジションがついてくると思います。

どういう風に役割を自分で探して、どうなっていくのか、自分が会社の中やチームの中で、どういう役割を発揮していくのがいいのかを考えながら動いていけば、見てる人は見てると思うし、結果は後からついてくると思う。

 豊永 指名待ちでなくてってことですよね

 市川 :公言することは大事だと思いますが、言っていけばそれが自分へのプレッシャーになっていって、タスクも課しながら進んでいくやり方もあると思うが、言うだけではダメだと思う。レイヤーによって求めるものが違ってくると思う。部長とかなら自分の部だけ見てればいいということではないと思います。

 

 豊永 去年の1月からD2C Rに入って頂いて、改めて、個人的にD2C Rのどんなところが好きですか?

 市川 :向上心ですかね。

真面目は良くは悪くも向上心がある人が多い。それが1番いいんじゃないかなと。
僕も正直、Rに入る前はわちゃわちゃな雰囲気だと思っていたが、イメージは全く違った。良い方にですよ(笑)

向上心をもっともっと伸ばしていってほしい。そこが一番好きなところです。

 豊永 わかりました。お話ありがとうございます。

 

対談を終えた豊永さんのコメント

今日の内容に近い話は役員陣では話する機会もあり、知ってるwという事もありましたが
市川さんの仕事へ本気で向き合う姿勢は刺激になっています。
僕が本気で仕事に向き合えているのかを市川さんと比較する事で物差しとしてたりもするので、
今後も常に本気の市川さんとご一緒したいと改めて思いました。

 

▼貴志さんとの対談はこちら

取締役対談 vol.1

<撮影:井上 秀兵>

プロフィール画像
川向 真未

広報チーム。デジタルマーケティング情報を発信する『CANVAS』の運営&編集長。中の人としてTwitterはじめました(@canvas_d2cr)。テキストは標準語ですがしゃべると関西弁。社内のイベント企画&運営はついつい気合いが入るタイプ。社内報『R‐ibrary』で発信できるネタをいつも探しています。

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