こんにちは。クリエイティブ部部長の伊藤です。
今日は、第2四半期の2人のMVPをお招きしています。
上野さんが統合プランニング本部の本部MVP、久保さんが全社のベストプレイヤー賞を同時期に受賞されました、本当におめでとうございます。
お二人は、かつてのトレーナー・トレーニーの関係で、同時期にMVPを受賞されたので今回はインタビューをしたいと思っています
<インタビュアー:伊藤大悟>
お互い相手のMVP受賞についてどう思いましたか?
伊藤
では、お互いのMVP受賞に対してどう思ったかを聞いてみたいと思います。上野さんが本部のMVPを受賞されたときの久保さんの感想を教えてください。
久保
やっぱ上野さんだよな、みたいな納得感がありました。社内で難しいと言われてる案件を複数持ちながらも、各案件でど真ん中に入って、キーパーソンになる動きをしているとう話を、チーム会だったり、他部署の方から聞く話で知っていたので、やっぱり上野さんってすごいなぁと思いました。
伊藤
めちゃくちゃ後輩力が高い。上野さんはどうですか?全社のベストプレイヤー賞を久保さんが取ったときの感想をお願いします。
上野
わたしも本当に、久保ちゃん以上に納得した自信があって(笑)。自分がMVPを本部で取ったときに、「なんで私なの?久保ちゃんでしょ」って思って、素直に受け止められなくて。ですが、その数日後くらいに全社のベストプレイヤー賞の発表があって、それが久保ちゃんだったので、それならよかったってって思いました(笑)
あまり驚きとかはなく、そうだよねっていう答え合わせに近かったです。
伊藤
素晴らしいね。もう2人とも相手に対して当然取るよねと思ってたところ、すごく…素晴らしいです。
トレーナートレーニーの頃のお話しをきかせてください。
お互いの第一印象を教えてください。
伊藤
トレーナー・トレーニーとして、お互いの第一印象ってどうでしたか?
久保
「ほんとに2年目なのかな?」と感じていました(笑)
それくらい先輩感がめっちゃありました。
伊藤
特にどのあたりが、すごいなと思いましたか。
久保
同じ案件を担当していましたが、その案件では上野さんが中心でした。
伊藤
案件の真ん中にいるみたいな。
久保
そうです。2年目なのに。
上野
いや、あんまり昔のことは覚えてないっていうか(笑)。忘れちゃうタイプなんですけど、そうですね…。2年目のときは、今よりもまだフレッシュで、わたしも結構やる気がみなぎっていたというか…今やる気がないわけじゃないんですけど(笑)。2年目ならではの活気があったと思うので。
もしかしたらそれが久保ちゃんにも伝わってたのかなと思います。
伊藤
今度は逆に、上野さんから見た、久保さんの第一印象を教えてください。
上野
これは今も変わってないんですけど、すごくやる気にみなぎってて、バイタリティにあふれる子だなっていうのを思いました。見かけによらずみたいなところはあるなって思ってて(笑)。
ギャルと言われてたり、髪の毛やメイクもオシャレだし、パッと見では仕事頑張るみたいな感じには見えないんですけど(笑)。
伊藤久保
(笑)。
上野
誰よりも熱意があって、そのギャップがいいなと思いました。あと基本的に素直なんですけど、自分を強く持っているなと。ちょっと違うなって思ったら流されない強さがあって、愛想を振りまいて、媚びを売っていくタイプではなく。
1年目とか2年目の新人って媚び売りがちというか、売らなければならない状況とかもあると思うんですけど(笑)。久保ちゃんはいい意味でそういうのなくて、ドライなところもかっこいいなと思ってました。
伊藤
久保さんにはたくさんギャップがあるという話ですね。
久保
素の性格でお仕事してるからこそ、ギャップを感じてもらったのかもしれないです。D2Cグループに入社を決めた理由の一つに自分らしく働けるなって思ったというのがあるので。
お互いリスペクトしているスタンスは?
伊藤
では次に、お互いにリスペクトしている姿勢やスタンスを教えてください。
久保
共感を作って、味方を作っていくところをリスペクトしてます。それに合わせて、コミュニケーションの使い分けが上手だなって思ってます。私信などを使って他部署の方に頼ったり、「あなたにしか相談できないんですけど」みたいな雰囲気を出したりしながら(笑)。
上野
あざとい(笑)。
久保
人を頼るのが上手なんだなみたいな印象があります。上野さんからわたしにもたまに連絡をもらうのですが、「上野さんに頼まれたらみんなやるだろうな」って思ってます(笑)。
上野
わたしは基本的に、自分だったらこうされたら嬉しいなとか、こうされたら嫌だなっていうのをすごい意識的に動いているので。コミュニケーションの方法とか、言い方とかを細かいところまで気を使うようにしています。
伊藤
上野さんの「共感を作りながら仲間を増やしていく」って、なにが根底にあるんだろう。久保さんの目から見て、もうすこし深堀していいですか?
久保
上野さんのコミュニケーションが上手なところは実はテクニックじゃないんですよね。
頼ったときに返してもらえるのって、普段から自分のお仕事に責任を持って、まっとうしてるからだなと思うんですよ。適当にやってる人だったら別に、いくら丁寧にお願いされても返ってこないと思うんで。普段から責任感がめっちゃ強いなって思ってます。
上野
『ストレングスファインダー』っていう本で強み分析をやったとき、「責任感」の項目が入ってたのと、人から言われたりもします。わたし的には責任感が強すぎて、がんじがらめになることもあるので、強みでもあり弱さでもあるなって思ってます。
伊藤
そうだね。共感を作って仲間を作ってうまくこう巻き込んでくみたいな根底は、日々の上野さんのそういう責任感とか、誠実さがあるからこそ、より効いていくということですね。次に、上野さんから見た久保さんのリスペクトポイントはどこですか?
上野
無限に頑張れるところ。キャパがすごい。純粋にもうお仕事が好きなんだろうなって、ビシビシ感じるので、そこは真似できないなって思います。頑張れる純粋な気持ちって、真似しようと思ってもできない。その人の本質、体質だと思うので、すごい羨ましいですね。
そういう熱い気持ちを持っている人が1番早く成長するっていうのは間違いないと思うので、久保ちゃんが無限成長ループに入っているのも、今までもこれからも、きっとそこが理由だと思ってます。
久保
シンプルにお仕事が好きだから無限に頑張れます。お仕事ってやったらやった分だけ返ってくるじゃないですか。コンペや提案はわかりやすい形で返ってこないこともありますが……でも、そこで頑張ることによって社内の評判などでは返ってきたりするので。
やったらやった分だけ返ってくるのが面白いですし、気持ちいいです。
伊藤
上野さんから見て、久保さんが成長ループ入ったと実感した出来事はありましたか?
上野
これは、自分で裁量を持ってやる案件とかが増えてきてからじゃないかなって思っていて。最初はサブで案件についていましたが、わたしの元から卒業して、自立してからの変化っていうのはとても大きいと思ってます。
久保ちゃんの中には「あれやりたい」「これやりたい」という自分の意志や意欲がすごいあるから、独り立ちしてからの成長スピードがすごい。そんな姿を見てると、もしかしてトレーナーいらなかったのかな、成長を邪魔してたかなと(笑)。そう感じてしまうくらい、自立してからが転機かなと思ってます。
伊藤
久保さんなりに、成長ループに対する考えと、あとは…上野さんがトレーナーで良かったですか?(笑)
久保
確かにメインの案件を持たせてもらうようになって、さらにお仕事が楽しくなりました。自分で判断することが増え、より担当案件が自分のものになったって感じがしましたね。お手伝いとかじゃなくて、真ん中にいる意識ができたかなって思ってます。
伊藤
はいはい、なるほど。
久保
上野さんがトレーナーで良かったのかどうかなんですけど、上野さんでよかった…というか上野さんじゃなきゃ嫌でした。上野さんって全部丁寧なんです。わたしは1年目のとき、攻めは出来ても守りが弱かった。
なので、上野さんの丁寧なディレクションや誠実な対応をしている姿を見て、守りの大切さみたいなものが学べました。おかげで、守りが出来なくても攻めが出来ればいいと思わずに済んだので、わたしは上野さんがトレーナーで良かったなって思ってます。
あと、歳が近かった分、終礼・朝礼が楽しかったです。メンター兼トレーナーもやってもらえた感じです。2年目でトレーナーになるって大変だったと思うんですけど、全部丸っと見てもらったので、感謝しかないです。そのおかげで相談したいときにすぐ相談できて、ストレスフリーでした。
今、とくに注力していることを教えてください。
相手のカッコいいと思っている業務内容をおしえてください。
伊藤
ここからはより具体的な業務やスキルについて、相手に対して「ここがすごい」「ここがかっこいいなあ」と思っているところを教えてください。
久保
総合代理店を相手に、デジタルのクリエイティブ領域の専門家として、責任をもってお仕事してるのがすごいなと思います。
あと、領域の広さでいうと、デジタル広告を作るだけに留まらず、テレビCMとデジタルの連動性を考えている。よりデジタルの効果を良くするためにオンオフの繋がりを考えてPDCAを回しているのも尊敬します。
伊藤
うんうん。
久保
あとは、ユーザーの気持ちに寄り添ってクリエイティブを考えてるところとやっぱり、相手の立場になってディレクションしてるところとは素敵だなと思ってます。同じことを何回も言ってるんですけど(笑)。
上野さんのディレクションは、一般的に丁寧と言われてるよりも、その粒度がより細かくて深いとわたしは思ってます。
伊藤
総合代理店のクリエイティブディレクターの方と一緒に仕事をしていく上で、上野さんが意識していることや課題はありますか?
上野
もともと、統合プロモーションやオンオフ統合などをできるようになりたいと、去年は思ってました。でも、デジタルのプロであるという時点でも、十分な価値で、胸を張っていいし、求められてるっていうことに、今年気付きました。
伊藤
なるほどね。
上野
なので、シフトチェンジしたわけではないんですけど(笑)
自分が持ってる知識をもっと胸張って出していっていいんだな、自分が当たり前のリテラシーって思ってても、意外と総合代理店やクライアントにとってはそうでもなかったりするんだなっていうのがわかりました。
自分の当たり前の知識を当たり前と思わずに、よりプロフェッショナルに見せるという見せ方も重要になってくると思います。なので、デジタルのプロとしての佇まいみたいなのをちょっと最近意識しています(笑)。
久保
この会社(D2C R)にいたら、当たり前なことが総合代理店相手だと武器になる、というのが新しい発見です。自信もっていいんだって思えました。
伊藤
なるほどね。逆に上野さんから総合代理店を見たときに、やっぱり総合代理店のここが強いと思う点やここはまだ勉強しないとなと感じる部分はありますか?
上野
全体像を見てるなとすごく感じますね。細部の話になっても、目的への立ち返りが早い。デジタルでよく見かけるのは、細かい話から沼って、帰ってこれないみたいなこともあるので(笑)
あとは、資料作成時、情報量パンパンで逆に何を言いたいのか伝わらないこともあると思うのですが、総合代理店と話してるときは、「クライアントは〇〇を気にしてるから、ここはカットしてもいい」みたいな、何を伝えたいかを軸に必要なものだけを残していく。
本質をちゃんと捉えてガッチリ離さないところがすごいなって思います。
伊藤
デジタルだと複雑だから専門性も増すけど、それゆえに細かいとこ細かいとこにいって、いつの間にか手段と目的が逆転してる…みたいな、そういう弱さがある。総合代理店はそうじゃないよねっていうところを肌身で感じられているっていうのはすごくいいと思います。
次は、上野さんが久保さんを見てて、より業務に即したところで、ここがかっこいいなと思う業務のスキルとか領域ってありますか?
上野
そうですね、既存案件で、プロデュース部の協力も得ながら、ガンガン自主提案しているところです。内容も運用型広告にとらわれず、オフラインのクリエイティブや今までやったことのない媒体を使ってたり、挑戦的なものが多いので、いいなって思ってます。
あとは、案件自体が久保ちゃんと相性がいいっていうのもあるんですけど、クリエイティブ見させてもらっても、久保ちゃんらしいなと思います(笑)
久保ちゃんが好きそうなクリエイティブだなって。Rの7つのバリューの一つである『「自分」を込めたか。』が、まさに体現されてるなっていう風に思いますね。あとは、ゲーム案件でもコンテンツに対する愛があるというか(笑)好きなんだろうなっていうのがすごく伝わってきます。もし自分がクライアントだったら、ここまでゲームに対して理解力もあって、キャラに対する思いみたいなのもすごいあるのはすごい嬉しいと思うので、それも素敵だなと思ってます。
伊藤
あぁー、いいね(笑)。
久保
嬉しいです(笑)
伊藤
久保さんはここ意識的にやってるよ、ここのスキルを結構今後伸ばしていきたいよ、みたいなのはありますか?
久保
もともと内定者時代からプロデュース部のプロデューサーになりたいって思ってました。デジタルの獲得だけに留まらなず、ブランディングだったり認知から獲得までちゃんとフルファネルで一貫して提案したいと思っているので、積極的に手をあげてます!
伊藤
本当に良く手を挙げるよね。その中でも、特にどんなスキルや知識が必要だななど、久保さんの中で考えはありますか?
久保
上野さんが総合代理店に思ったことと似ていますが、全体を見て把握していることが重要だなと思います。例えば、コーディングの言語など専門的なことはプロに任せていいと思いますが、仕組みまではちゃんと理解して、指摘できるなどですね。
あと、目的を忘れない。
クライアントさんがやりたいって言ってても、「いやそもそもこれってここにつながってないからやるべきじゃない」「他のとこにお金投資した方がいいですよ」って言えるくらいちゃんと目的を意識することが、信頼にもつながるし、具体的な内容に落とし込むときにブレないなって思います。
今後やりたいこと/なりたい姿を教えてください。
伊藤
最後に、今後やりたいことや、将来どうなりたいかとかを、一言二言もらえればと思います。久保さんから、お願いします。
久保
今やっていることを拡張することです。ブランディングから獲得まで一気通貫したコミュニケーションの提案と実行ができるようにもなりたいのですが、クライアントワークができるようになりたいです。
よりクライアントさんの仲間になって、プロモーションだけじゃなく、課題を一緒に見つけて話せるようになりたいです。困ったらとりあえず、相談してもらえるような人になりたいなと。
上野
まだまだ運用型広告以外の提案も挑戦していきたいっていう気持ちはあるんですけど、運用型広告ってどうでもいいんだっけっていうと、全然そうじゃないと思ってるんです。運用型広告でも、人の一生記憶に残るクリエイティブは作れると思っていて。
それをわたしも諦めたくないとは思っているので、日々の定常タスクの中でも、本気でクリエイティブを考えるっていうのはやっていきたいって思っています。
だから、シンプルに圧倒的なクリエイティブ力を付けていきたいっていうのはもちろんです。でも「このクリエイティブいいと思うんで使ってください!」だけの提案は通らないと思うので、「こういう戦略・意図なので、絶対やった方がいいですよ」という全体を理解した上での提案力を身につけていきたいなと思っています。
伊藤
2人とも、めちゃくちゃ欲張りでいいですね。(笑)引き続き、ガンガン成長していってください!
クリエイティブデザイン部 マネジャー メディアレップで代理店営業やって広告代理店で運用やって営業やってクリエイティブディレクターになりました。バズも獲得も両方やれちゃうクリエイティブをつくることが目標です。