こんにちは。クリエイティブ部の久保文奈です!
今回、新卒一年目の同期である営業部の高橋京佑、石山蓮、ディレクション部の金子奈津見とチームを組み、記事を作成いたしました。
今回のテーマは、
「共に苦楽を乗り越えた先輩後輩の関係性を深掘ってみた」です!
山あり谷ありの中、二人三脚で共に仕事をし、築き上げた先輩後輩の関係性を伺い、社内でのコミュニケーションにも活かしていければと考えております。
本日のゲストはこのお二人です。
[Profile] 徳地 秋人(左)
コミュニケーションデザイン部所属。営業として大型リスティング案件をはじめ、複数案件を担当。趣味は音楽。ピアノも弾けるそうです。
[Profile] 柳澤 匡(右)
ディレクション部所属。大型リスティング案件をはじめ、複数業種の運用/アカウントコンサルに従事。趣味はダブルダッチ。過去に全国大会出場の経歴もあるそうです。
徳地さんは、柳澤さんが運用部一年目のときにリスティング中心の大型案件に営業として携わり、柳澤さんにとってトレーナーのような存在だったそうです。
今回は、私たち新卒一年目のお誘いを快諾いただき、実施してきました。
それでは、どうぞ!
案件で一緒のチームになったときの、お互いの第一印象を教えてください!
徳地
THEフレッシュな後輩が入ってきたなと、いわゆる一生懸命な一年目という印象だったね。当初から自責で考えるタイプだったなって思っています。
パンクしているなという時期もあったけどね。「やります!」という姿勢と裏腹にリソースがないという状況も一時期あったね。
久保
柳澤さんから見て徳地さんの第一印象はいかがでしたか?
柳澤
細かいなぁ~と。ミスもしないし、まるで精密機械みたいな人でしたね。あとは徳地さんと一緒に仕事をし始めて、自分の社会人としての防御力の低さを実感した、というのが第一印象でした。
金子
徳地さんは、根っから真面目なのでしょうか?
徳地
いや、そんなことはなくて。中途入社した当初はクライアントに迷惑をかけることも多かったです。当時は「上手くできない自分」「クライアントや社内に迷惑をかけている自分」にへこんでいました。
そこから、ミスをしないようにするにはどうしたらいいかを考えて「丁寧に仕事をする」という考えに行き着いたんだよね。だから、細かく連絡とか指示をするし、時にはその細かさを相手に求めていました。
でも、私生活はおおざっぱ笑
柳澤
徳地さんがチームの最後の砦になっていましたよ。僕のミスがそのまま流れることはなくて、ちゃんとフィードバックをくださり、怒られないようにする防御力が徳地さんにはあった。
自分にもその防御力を身に付けさせようとするための指摘などがあったから「細かいな~」という印象につながったんだと思う。
久保
柳澤さんも徳地さんの遺伝子は引き継いでいるのですか?
柳澤
「身を守る」、「ミスに向き合う姿勢」という社会人の基礎となる防御力は徳地さんから学んだ点だと思っています。
防御力があれば、自分のやりたいことを何でもできるんだなと気づいたのよ。ミスばっかりしていると、後処理に追われてしまって、本当にやりたいことをやれない。
話しながら照れる柳澤さん(左)と本音が聞けて嬉しい徳地さん(右)
高橋
はじめは徳地さんの「細かさ」に対してどんな印象を持たれていたのですか?
柳澤
正直、ニガテ意識はあったね。当時、僕は同じミスを何回も繰り返していた。でも、徳地さんは毎回フィードバックをくれたんだよね。
当時は理解出来なかったけど、教える立場になって、フィードバックするほうが自分で直すより圧倒的に時間かかると知った。「めちゃめちゃすごいことをしていたんだな」と、教える立場になって徳地さんの凄さを実感しています。
金子
それは柳澤さんに対して「頑張れ」という思いがあったから細かく指導されていたんですか?
徳地
一生懸命やろうという姿勢やもがきを感じたから、自分も一生懸命向き合おうという気持ちになれたかな。
金子
素敵な関係ですね。
今だから言える思い出に残るエピソードはありますか?
徳地
一時期、柳澤君が「申し訳ありません」しか言わないまるでbot状態になっていたときがあった笑
柳澤
自分のやること全部がダメだと思って思考が停止した時期で、自分から上司の方に積極的に行くのが怖かった。「自分に仕事を依頼してくる方々」というマインドでいたから、言ってしまえば作業屋の気持ちで仕事していたんだよね。
徳地
ミスに過敏になってしまっていて、軽い指摘にも感情ゼロで「申し訳ありません」しか返ってこなくて。自責が過ぎるゆえに、自分が悪いと思いすぎてしまっていた。
金子
ミスが怖いから関わりたくなかったのでしょうか?
柳澤
ほんとにその通り。「営業と運用で部署が違うから、失礼なことをしてはいけない」と思っていた。パートナーとして仕事をするという視点が全くなかったんだよね。
石山
当時、仕事されていた時の心境はいかがでしたか?
柳澤
「自分のミスでみんなの足を引っ張ってしまっている」感覚がすごく嫌だったんだよね。自分なんかいない方がいいと思っていたけど、仕事の依頼は来るから出社するという悪循環を繰り返していた。
不明点とか不安なことを自分で抱え込んでしまって、周りの人に迷惑をかけるという仕事を当時はしていたな。
ここから今の関係性になるきっかけになったタイミングやエピソードを教えてください!
柳澤
僕が変えようと意識したことがあるので、それからお話させていただきますね。今までは依頼する・される側として距離を置いて仕事していたんだけど、ランチに行くようになりました。
徳地
あ~、あったね。
柳澤
毎日ランチに行くようになって、仕事の人付き合いもただの人と人のコミュニケーションなんだと思えるようになった。そうすると徳地さんの人柄がわかるから、依頼の意図や背景が把握できて、普通に人と人とで仕事しているんだというのを気づかされたよ。
そこから、自分が思っていることを伝えないとチームとして機能しないと気づいたんだ。
運用、営業じゃなくて、案件を対応するクライアントのためにいるチームなんだというマインドになることができた。
それで大きく「申し訳ありません」という気持ちから「ありがとうございます」に変わっていきましたね。
徳地
なるほどね~。全然知らなかった笑
久保
なぜ、ランチへ行こうと思い立ったのですか?
柳澤
当時の上司に「もっとコミュニケーション取った方がいいぞ」って言われて。会話の機会を増やそうとランチに誘いました。
高橋
突然お誘いしたのですか?
柳澤
そう。そしたら「行く行く行く行く行く」みたいな感じで笑
一同
笑
高橋
徳地さんは関係性が良くなったタイミングはいつだと思われますか。
徳地
自分起因と相手起因どっちもありますね。
まず相手起因でいうと、柳澤くんは自責の人だからめちゃくちゃ勉強をして、だんだん前のめりに自分の考えを話してくれるようになった。提案や社内体制についても、意見を出してくれるようになったんだよ。僕に対しても、アグレッシブに向かってきてくれるようになって、自分の足りないところに気づくことができるから、とても助かった。
自分起因の話だと、自分で管理画面見て、数値の要因分析・施策出しなどレポートに添えるトピックスとかを書くようになって、段々運用の内容について議論ができるようになってきたのね。
自分自身も知識やスキルが高まって、柳澤君もできることが増えた。お互いが営業・運用関係なく意見を出せるようになって、ある時期から対等な関係性になった。
そこから、後輩から相棒感に変わったね。
(ひそかに照れていた柳澤さん※この後一瞬画面オフにしていますね…)
金子
相手に意見を伝えることは、勇気がいると思うのですが、勉強したことにより自信が付いたから実行できたのですか?
柳澤
いや、人と会話をしようと思ってから言えるようになったんだよ。徳地さんは、絶対意見を聞いてくれる。「今ちょっと忙しいから無理」って言われたことは一回もない。
金子
徳地さんは意識をしていたわけではないんですよね。
徳地
意識をしたことはないな。
柳澤
みんなも先輩になればわかると思う。同じことを聞かれたら、何回目?ってなる。でも、徳地さんはそういうことを言わない人だった。何度でも教えてくれる。
徳地
意識をしたことないからわからないな。
柳澤
それがどんどん聞きやすくさせてくれるんです。それを繰り返していくと「同じこと聞かないように気を付けよう」って自分が思う。
徳地
全然知らなかった。
高橋
徳地さんは、聞かれた際に「何回目?」と思ったことはないのですか?
徳地
ないな。自分の教え方が悪いと思っている。先輩が同じように丁寧に教えてくれるから、真似しようって心掛けた。自分の中にもともとあったというより、先輩に恵まれていたんだと思う。
柳澤
『D2C Rの遺伝子』と表現させていただきますか。
一同
笑
徳地
多くのいい先輩に恵まれてラッキーだったよね。
柳澤
D2C R全体で丁寧に教えてくれる人が多いってことですよね。
今だから思う、 一緒に働いてよかったと思うこと
徳地
互いに相手の領域へ意見を言い合いながら、協力して動けたことが一緒に働いて良かったことかな。後輩じゃない。一緒に並走してくれるパートナーだね。
金子
コミュニケーションの取り方で大切にしていることはありますか?
柳澤
一番は、リスペクト。会社の上司は、後輩に依頼するより自分で進めるのが早いわけだよ。もしかしたら残業するかもしれないのに、自分のミスや自分が知らないこと関して、時間を割いてくれている。
先輩が自分のために使ってくれた時間を無駄にしたくないという気持ちがあったから、リスペクトは常に持っているよ。
僕は徳地さんと一緒に働けてよかったことは、社会人の基礎となる防御力を学べたことですね。それと、徳地さんとの案件で学んだノウハウをD2C Rに還元できているのも僕の中で大きな財産になっています。
まとめ
名残惜しいですが、お時間が近づいてきました。柳澤さんのように一生懸命さや素直さを大切に、社内でのコミュニケーションを大切にしようと感じました。
徳地さんと柳澤さんのように先輩後輩ながらも、パートナーといえるような関係性を築けるように、日々業務に取り組んでいきたいと思います!
本日はお忙しい中、お二方ともお時間をとっていただきありがとうございました!