2023.08.30
取締役対談 vol.4

社長がインタビュアーになり取締役と対談してもらいました。今回は第四弾です。
緑色 が星さん、 青色 が豊永さんのコメント)

※他の対談記事はこちら

 

まずは自己紹介から

  星  :プランニングから運用と運用の最適化・効率化、データ、エンジニアを中心に
ソリューションに関しての新しい武器作りをしている部門、新たに全社的な課題に対してソリューションする部門、
管理業務を中心に会社をイノベーションする部門をみています。

 豊永 担当領域が変わらない中、本部長から取締役になってなにか変わった?

  星  :今まで椿さん(※椿本)が見てくれてた領域もあるので、リーダーシップというか、
僕がやらなきゃいけないんだなという自覚が芽生えたかなと思います。

ただ一方で、自覚はないのですが、見え方として「取締役」になると現場から遠い人に見えちゃうと思うので、
意識的にメンバーと話す機会は増やしてる状況です。

 豊永 :なるほどね。 椿から星に担当が変わったことで良い変化って他に何かある?

  星  :お互いすごくやりやすくなったんじゃないかなと思います。

正直椿さんが僕も尊重してくれてすごく気を遣ってくれているところはあったので、
組織変更で並列になって、今はお互い言いたいことが言いやすく、時に意見を交わすことができるようになりました。

 豊永 :言うべきことは言う必要があるよね。健全化してるなと思ってみてたよ。

 

自分の部署の自慢できるところ

 豊永 改めて自分の部門・部署で、ここがすごい、素晴らしいと思うことがあれば教えて

  星  :凄いなと思っているところは、 うちの本部のメンバーは相手をリスペクトする能力がすごくあるところです。

運用コンサルから請求作業まである業務支援をするチームまで、僕が見ている範囲は幅広いのですが、
商流上、 営業から依頼を受けてスタートすることが多く(上流、下流みたいな話ではないが)
その上流の人が何かやっちゃうと 下流の人が負担をかぶることもあるんですよね。

そういう時、お互いがお互いのこと想像し、ちゃんと尊重して、
謝るところは謝り、ありがとうも言えているんです。
それが一番根幹だと思いますし、当たり前にできていてすごいなと思っています。

 豊永 :それは、どんな時にそう思ったの?

  星  :つい先日の出来事だと、「営業が困ってるんだよね」という話を僕が投げかけた時に、
積極的に手を上げてくれる人がとても多かったんです。

しかも、営業に近いメンバーだけじゃなくて、例えば中原さん(業務推進室 室長)のような
管理を中心とした業務を担ってくれている人達が、営業の負担を軽くするために
「こういうことをやりましょうか 」と提案してくれました。

みんながちゃんと他部署のことも含めて自分ごと化して、
全社的な課題に対して前のめりに業務に取り組んでいるところは、すごくいいことだなと思いました。

あとは、鈴木光洋、池田、斉藤あたりのメディア運用をやっているメンバーから、
既存案件でいそがしいはずなのに「僕たちも新規案件の獲得やりたいです。手伝えませんか」 と
僕のところまで相談がきたのもすごくいいなと思いました。

 

キャリアを深堀り

 豊永 社会人生活で行くともう13~4年かな。その中で、一番辛かったことは、どんなことですか?

  星  :同期の中で一番できない子として入ってきたので、やっぱり新卒として入社した1年目ですかね・・・。

パソコンも人差し指だけで打ってましたし、パワポの開き方もわかんなかったし、
パワポって言われてもわかんなかったし、触ったこともなかったので何のことか全然わからなかった・・・

そういう状況の中、テレアポが始まり、当然のように同期(CANVASの中の人)の方が全然アポを取れてたので、
同じ部署に配属されたのに自分は全然ダメでした。

ずっと劣等感じゃないですけど、ちゃんとやんなきゃなと思いながら、成果が出なかった1年目はすごくしんどかったです。


新卒時代の研修(右奥)

 豊永 その時どうやって乗り越えたの?

  星  :乗り越えたというか、自分でもう少しでやれるかもと思ったタイミングは、
新しい検索連動型広告の直販営業チームの立ち上げをやらせてもらった時です。

まだ1年目でしたが、自分で戦略考えて、自分で目標セットして、
それに向かってどういう道筋でやっていくのかをワンストップでやらせてもらいました。

他の方々にご協力いただいて営業先に連れていってもらったりしながら
少しずつ数字になっていって、自分で物事を動かしてる感というか、
手触り感が出てきたときから「仕事っておもしろいな」と思うようになりました。

「俺も、もう少し頑張ったらできるかな」みたいな
小さい成功体験の積み重ねが、乗り越えられたきっかけになったと思います。

 

▼データを基軸に本質的な課題解決が行える集団にー自分事化した先に見据える理想像(2020年12月)
https://www.wantedly.com/companies/company_5198970/post_articles/296391

 

大事にしていること

 豊永 仕事をする上で共通して大事にしてることってありますか?

  星  :日々のOne to Oneのコミュニケーションの中でも大事だと思っていることですが、
「ありがとう」と「ごめんなさい」をちゃんと言うことです。

「ありがとう」 は多分簡単に言えます。でも、「ごめんなさい」って言うのは
僕自身は平気ですが、メンバーの責任を取らなきゃいけない立場になって、
その子たちのモチベーションはどうなっちゃうんだろうと考えることが多くなりました。

今後僕自身が正解だと信じることをやっていく中で、
結果間違ってましたっていう場合も往々にしてあると思っています。

その時に、説明責任を果たしつつみんなに「ごめんなさい」と言える人であること、
それを前提に僕自身が失敗を見せながら、組織としてチャレンジし続けていきたいです。

 豊永 :失敗のリスクがないと チャレンジじゃないからね。

  星  :誰でも成功するってわかっていることなら僕じゃなくても誰かがやればいいし、
逆に僕の組織でしかできないようなチャレンジをかぎつけ、実行できる人になりたいなと思っています。

 

取締役就任について

 豊永 取締役やってほしいと言われた時にどう思った?

  星  :早いなと思いました。

 豊永 :最初は断ってたのに、「やりたい」って思ったのはどうして?

  星  :僕の視野が狭かったのと、上に椿さんがいて甘えているいう状況、
あとは(D2Cの)高田社長達を助けたいなと思った時に、
もう少し影響力を持たなきゃダメだと気づいたからです。
立場が変われば僕自身、組織のためにできることが増えると思いました。

 豊永 :判断できることの範囲は、確実に広がるからね。

  星  :そうですね。

範囲が広がったのはもちろん、会話の機会だったり、僕が直接提案する機会が増えました。

僕は椿さんと昔から仕事をしてて、お互いの得意領域・不得意領域みたいなのは分かっていたので、
横並びになった方がお互いがお互いのことを活かせるんじゃないかなと思っています。

 

今後、やっていきたいこと

 豊永 取締役になって 今後やっていきたい やりたいってことって何かありますか?

  星  一番、取締役で怒られるポジションになれたらいいなと思っています。

突拍子もないアイディアみたいなことで可能性を広げるるのは、僕の役目かなと。
市川さん、椿さんには地に足ついた活動では勝てないし、
数字を作ることに対して貪欲ですし、すごく上手な方達なので、
別に僕が同じことをやりにいかなくてもいいんじゃないかなと考えています。

「組織をもうワンランクアップさせる時に必要なことは何だっけ」となった時
やっぱり数字とか定量とかKPIとかで言語化しづらいことがあるので、
僕はそこに対して何かアイデアを出して形にしていく
あるいはアイディアを募ってそれを実行をするところでチャレンジしていきたいです。

 

他の取締役2人について

 豊永 2人の話が出てきたけど、他の取締役二人の尊敬するところってどんなところ?

  星  市川さんは「やりきる力」が本当にすごいなと思います。

めちゃくちゃコミュニケーション力がすごいのに、僕とかには雑なんです(笑)
でも、 言葉少ない中でもあの人背中でで見せてくれる職人気質なので、
ついていこうと思いますし、雑な指示が飛んできても
あの人なりに考えてることがあるんだろうなと想像して、僕も実現していくつもりです。

市川さんのやると決めたことをやりきる力に乗っかり全力でサポートしていきたいと思います。

取締役対談 vol.2

  星  椿さんは、 誠実・愚直、まっすぐな人だなと思います。

当たり前のことを当たり前にやり続けられる能力って、なかなかないので
それをずっとひた向きに実現できるところは本当に敵わないです。

よくも悪くも分かりやすいところがあるので、
そういうところが愛されるポイントなんだろうなと羨ましい気持ちもあります。

取締役対談 vol.3

最後に

 豊永 いつか経営や組織マネジメントをやりたい!と思っているメンバーに何かアドバイスがあれば

  星  :「子どもの頃に大人に言われたことを守る」ですかね。

子どもの頃、母ちゃんに言われたことをずっと守ってるだけだなって思うことがよくあります。
「ちゃんとありがとうと言いなさい。ごめんなさいを言いなさい、相手が嫌がることはやめなさい」
みたいな・・・結構シンプルなことでいいのかなと。

やっぱり人と人とのつながりが、結果数字を大きく作ると思っているので、
当たり前のことを積み重ねていってほしいです。

お金が関わると人って変わったり、急にエゴイスティックになったり
ずる賢くなったりすることがありますが、一番大事なことは
子どもの頃に親だったり利害関係のない人たちから無償で教えてもらったことなんじゃないかな、
そういうことをもう一度振り返ってみてもいいんじゃない、と伝えたいです。

 豊永 最後に、最後にD2C R のどんなところが好きかっていうところを
ちょっと最後語っていただいて締めようかなと思うんですがお願いできますか

  星  “いい人”が多いのと「この人のためにいっちょやってやるか」みたいなのが、ちゃんと機能しているところです。

ずる賢く相手を利用しようみたいな人が少なくて、人とのコミュニケーションが
割と健全に成り立ってるってことはすごく貴重だなと感じています。

今後、組織のサイズが大きくなって、色んな人が入ってくるとずる賢い人も出てくるとは思いますが
それをぎゅっとつぶせるぐらいのボリューム感で、“いい人”が多いというのは1つの武器になります。

それをちゃんと僕らも経営として利用・悪用するのではなくて、
その人たちを尊重しつつ僕らはどこでリーダーシップを取れるんだっけ、というのを
模索しながら一緒に頑張っていけたらいいなと思ってます。

 豊永 わかりました。お話ありがとうございました。

 

対談を終えた豊永さんのコメント

見た目が大きくてイカツイ星君ですが、
仕事はきめ細かくて、メンバーに対しては厳しく優しくができるマルチプレイヤーです。
新卒時代から同じ部門で、自分では仕事ができないと言ってましたが、
そんな印象は全くなかったです。。。

メディア領域からシステム、オペレーション部門まで幅広く見て貰ってて
感謝しかないですが、星君が加わった新体制で、市場に爪痕を残しましょう!
これからも宜しくお願いします!

 

▼星さんオススメの本はこちら

みんなの推薦図書:本田さん、星さん

プロフィール画像
川向 真未

広報チーム。デジタルマーケティング情報を発信する『CANVAS』の運営&編集長。中の人としてTwitterはじめました(@canvas_d2cr)。テキストは標準語ですがしゃべると関西弁。社内のイベント企画&運営はついつい気合いが入るタイプ。社内報『R‐ibrary』で発信できるネタをいつも探しています。

  PREVIOUS
  NEXT
PAGE TOP